「箱を再発明する」取組み「UNBOX」が2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。

「UNBOX」は、紙の構造設計の専門家である福永紙工が中心となり、多彩なメー カーやクリエイターとのコラボレーションを通じて豊かな体験を生み出す「新しい箱」を開発していくプロジェクトです。

審査委員の評価コメント
日本製の商品は大量生産大量消費から少量多品種へと移行して久しいが、梱包パッケージの製造はシステムレベルでの進化はこれまで行われてこなかった。アンボックスの取り組みはそこへ一石を投じている。メーカーが優れたデザインの型をブランド化して提供することで、製造規模に関わらず質の高いデザインの箱が提供される仕組みは、新しくユニークだ。中小企業が自社の技術をブランド化し、時代に合わせた質の高い価値を提供する姿勢を評価した。「EC販売が普及定着したことで、実店舗が担ってきたブランド体験の役割が梱包パッケージに移行される」という視点でデザインされたパッケージは、一つの型で複数サイズの商品に合わせて箱サイズの調整が可能なものや、箱とPRを兼ねられるなどアイデアに富んでいる。

プロデューサー
福永紙工株式会社　代表取締役　山田明良
ディレクター
福永紙工株式会社　設計製作部　宮田泰地、斉藤優太／営業本部　大坪ユキノ
デザイナー
NEW　山田十維、坂本俊太、吉岡俊介、藤谷力澄

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