製造事例
2023.07.04.(火)
岡崎智弘氏 個展「STUDY」作品の紙工製作
クリエイションギャラリーG8で開催された第25回亀倉雄策賞を受賞された岡崎智弘氏の記念個展「STUDY」で展示された『スタディ動画の処理場』という映像作品の紙工製作を福永紙工が担当いたしました。
およそ2.5mm厚のチップボールを重ねて使用し、2つのモニタ全体を覆う様に設計しました。施工の現場でも映像と紙の穴とがピッタリの位置になる様、何度も微調整を重ねながら無事に設置することができました。
この作品『スタディ動画の処理場』について(会場ハンドアウトより引用)
展示されているマッチのスタディ動画は720個ある。それらの動画のサムネイルを、工場レーンの構造に入れて構成したものだ。映像は通常、デバイスに表示されるものであり、実空間との関係性はデバイスの画角により形成される。ここでは、映像という形式自体を一つの物体のように捉えてみる。映像自体が気候によって動かされ潰され回転する。それを健気だなという気持ちで眺めてみることにする。圧縮され引き伸ばされた映像が溜まっている様子は、チラチラしていて面白い見え方になった。
■加工概要
クライアント:SWIMMING
モーショングラフィック:西本瑶
紙工設計・製作:福永紙工