ビジュアルデザインスタジオ「WOW」による『BAKERU: Transforming Spirits』が2019年7月17日よりJAPAN HOUSE LOS ANGELESで開催されます。
本作品に使用される「紙のお面」の設計・製作で今回もご一緒させていただきました。

『BAKERU: Transforming Spirits』
https://www.japanhouse.jp/losangeles/ja/exhibition/bakeru-transforming-spirits.html

【開催概要】
会期　：　2019年7月17日（火）-10月6日（日）
時間　：　＜月～土＞10:00～20:00
　　　　　＜日＞10:00～19:00
場所　：　JAPAN HOUSE LOS ANGELES 2階 ギャラリー
入場料：　無料

『BAKERU: Transforming Spirits』は「化ける」という行為を通して日本の郷土芸能の神秘的な世界へと来場者を誘いざなう体験型の展示です。また、長年受け継がれてきた伝統行事と急速に進化するデジタル技術、東北地方と世界、そして日常と非日常など、様々な要素をつなぐ空間でもあります。

本展では、仙台で誕生したビジュアルデザインスタジオ「WOW」によるインタラクティブなデジタル技術を用い、日本の伝統文化への理解を深める4つの郷土芸能をモチーフとした映像インスタレーション作品を紹介します。自然の力は人々の生活を大きく左右します。自然が持つ変革力は、季節ごとの祭りに象徴される郷土文化、特に東北地方の郷土文化に大きな影響を与えています。

『BAKERU』は日常の延長線上で非日常の空間を体験できるようデザインされています。ここではインタラクティブ技術を駆使して鑑賞者を「神の使い」に化けさせ、非日常の世界へと誘いざないます。この展示空間で表しているように、人知を超えた世界と日常の世界は同一線上に存在しており、『BAKERU』は私たち人間が常にどちらの世界にも近いところで生きていることを思い出させてくれます。

本展の主役は4つのインタラクティブなスクリーンです。 東北の郷土芸能を再現したプロジェクションの中に、モーションキャプチャー技術を駆使して鑑賞者の姿が映し出されます。鑑賞者がお面をつけて映像スクリーンの前で体を動かすことで、「神の使い」の姿に変身して楽しむことができます。

祭りなどの伝統行事では、神や神の使いが自然界からの化身として現れ、一時的に人間と時間を共にすると考えられています。『BAKERU』は、東北の異なる地域で始まった4つの郷土芸能をモチーフにしています。
（JAPAN HOUSE LOS ANGELS公式サイトより抜粋）