003 Butterfly chair/ バタフライチェア
1950年代の中ごろ、エルコラーニは当時流行したイームズなどのデザインの潮流にも影響を受け、合板を使いながらも伝統の工法と組み合わせた椅子 『401 Preformed Chair’』を開発します。
他の椅子と違うユニークな点は、従来の旋盤工法で削り出した脚部が化粧合板の座面を通り抜け、座面からくびきをたたき込んだ 伝統的なジョイントで繋がっていることで、これがこの椅子の強度も支えています。
のちにバタフライチェアとニックネームのつくこの椅子は1958年に発売され人気を得ましたが、1980年代にアーコール社のカタログから消えました。
2002年に、アーコール社の永年のファンであるマーガレット・ハウエルが働きかけ、復刻されて今も製造されています。