製造事例 2023.05.29.(月)

『広告』全号セットの収納ボックスの設計・製作

博報堂 小野直紀氏からの依頼で、雑誌『広告』全号セットの収納ボックスの設計と製作を担当しました。

2019年のリニューアル後から小野氏が編集長として担当した【全5号6冊】が入る収納ボックスとなっています。

一見シンプルな箱ですが、6冊の書籍をぴったり入れるために、ダンボールの個体差によって寸法にばらつきがでないよう、一枚一枚の中芯の波目を目視で確認して印刷と折筋の位置を合わるなど、細部にこだわり、ひとつひとつ丁寧に設計・製作しました。

『広告』とは
博報堂が発行する雑誌『広告』は、1948年に広告文化の創造と発展を目的に創刊されました。博報堂の社員が中心となって編集制作を行ない、数年に一度、編集長の交代とともに全体テーマや装丁、編集体制の一新を図っています。

2019年にプロダクト開発に特化した博報堂のクリエイティブチーム「monom(モノム)」を率いるクリエイティブディレクター/プロダクトデザイナーの小野直紀が編集長に就任。「いいものをつくる、とは何か?」を全体テーマに据え、この問いを思索する“視点のカタログ”としてリニューアルしました。 (『広告』公式サイトより)

【加工概要】
クライアント:博報堂 雑誌『広告』編集部
ディレクション:小野直紀
デザイン:上西祐理、加瀬透、牧寿次郎
設計・制作:福永紙工

 

【イベントのご案内】
雑談『広告』
詳細:https://kohkoku.jp/exhibition/
2023年6月9日(金)~18日(日)
11:00~20:00(最終日は18:00まで)
会場:博報堂(東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー)
入場無料

2019年のリニューアル創刊以来、「いいものをつくる、とは何か?」を全体テーマに「価値」「著作」「流通」「虚実」「文化」と5つの特集号を刊行してきた雑誌『広告』。

その記事や装丁、販売方法などの企画の背景には、数え切れない「雑談」がありました。そんな「雑談」から生まれる視点の種を共有すべく、「雑談『広告』」と題した展覧会&トークイベントを開催します。

会場は、普段は関係者しか入れない博報堂の会議室。各号の制作の裏側を展示するとともに、様々な領域のゲストを迎えて、「いいものをつくる、とは何か?」を思索する「雑談」を10日間ノンストップで行ないます。

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